【2019年11月最新版 エチオピア→ケニア】死を感じた国境越え🇪🇹🇰🇪
2019.11.4 ケニア ナイロビ@New Kenya Lodge
色々な情報を元にエチオピア入国前はビビり倒していた僕ですが、
なんとか無事に来れたので備忘録も兼ねて記します。
「世界一危険な(or過酷な)国境越え」と評されることがあります。主な理由としては
①国境付近を中心に武装組織が潜伏しており、度々襲撃が起きている
②道が安定していない
③国境のモヤレという街は治安が特に悪く、陸路ではほぼ通らざるを得ない
③のモヤレという街は、治安の悪化により2011年以降地球の歩き方から抹消されたらしいです
しかしなんと今回、
これに加えてさらにビビらせる情報が直前になって入ってきました。。
(外務省たびレジより)
(AFPbbnewsより)
おいおいおい。。という感じでしたが、
アフリカ縦断を難易度的に3つに分けて考えていた僕は、
行けることなら陸路で越えたかったのです…
※自分の中でアフリカ縦断(東)は
①スーダンに行くこと
③その他
スーダンは一度入るとアメリカ入国にビザが必要になってしまい、そもそもスーダンの入国にも200US$必要なので、今回は飛ばしてしまいました…
最初に全部要約しておきます
【ルート】Dillaで一泊
エチオピア🇪🇹
Addis Abeba(赤)→Dilla(青)→Moyale(緑)
ケニア🇰🇪
Moyale(緑)→Nairobi(黄)
【時間】2日間
バスは計34時間
2019/11/1 5:00am アジスでバスに乗る
→→→11/3 6:30am ナイロビ New Kenya Lodge着
【お金】合計 ¥10500
エチオピア🇪🇹(1ブル≒3.6円) 3000円
・宿→バスターミナル タクシー代 350ブル
・アジスアベバ→モヤレ バス 311ブル
・宿@Dilla 2人部屋160ブル
モヤレバスターミナルから国境 バイタク 10ブル
ケニア🇰🇪(1シリング≒1.04円) 7500円
・シングルビザ 50US$
・モヤレ→ナイロビ バス 2000シリング
前日の夕方にバスターミナルへ。
電車の駅はAutobus Tera
長距離バスターミナルの奥へ進むとカウンターがあります
その場で購入(311ブル≒1140円)
翌日の5:30出発予定で、バスのプレートNo.と座席No.を確認
エチオピアンタイム(国際時間と6時間のズレ)に注意⚠️
翌朝、5:30前にバスターミナルへ
ギリギリのように思えるかもしれないが、
ブログの情報ではすべてのバスが1〜3時間遅れて出発しているので、この時間に来た。
ここから頑張って自分のバスを探すが、
幸いにも親切な兄ちゃんがバスまで連れてってくれた!
時間通りに行ったら3人しかいなかった笑笑
ガム1つ1ブル≒4円
おかきや飲み物も売りに来てくれる
7:04 1時間半遅れでガタガタと音を立てながら出発
シートベルトも仕切りもない3人座席の真ん中に挟まれる
座席は満席!
この子供は木の椅子を下に置いて寝てた笑
たしかにこれでも大丈夫なのか🤔
バスが動き始めると、ルートの説明?を助手の人がし始めた。(もちろん現地語)
それが終わった後、
「Anyone from China or English?」と言うと、
一同(60人ぐらい)の視線が自分に集まる
(自分しかいなかった笑笑)
そこで「Japan!」と一言叫ぶと、
「Wow〜〜〜😶😮」
と歓声が起きて、みんなの目線が一気に変わった笑
これは海外でありがちだが、アジア人はみんな中国人と見なされる。
その中でJapaneseと伝えると、みんな
「Japan is Good!!」
とか
「So nice country」
とか色々褒めてくれるのだ。
なんか日本ってすごいことしたのかな?
自分の国のことを誇れるのって、素晴らしいと思う
上のを機会に隣の人とも仲良くなった
特に左の南スーダンの青年Khatは、
最後の最後まで自分のことを守ってくれた本当に心温かい青年😭
彼とはMoyaleまで一緒に行くことに
途中昼飯休憩
降りるや否やアジア人の自分は物乞いや押し売りに囲まれたけど、
Khatが「僕についてきて」と言って全部追い払ってくれた
2人で食べたインジェラ
インジェラは酸味が強く好きじゃないけど、
これはお肉とスパイスがよくて、食べた中なら一番美味しかった!
14:30頃、最初のポイントDillaに到着
エチオピアでは法律で夜行バスが走れないので、今晩はここで一泊
ここでも降りるや否やホテルの勧誘に囲まれたけど、
Khatが追い払って宿まで決めてくれた!
バス停から歩いて5分ほど
ダブルベッドで160ブル≒590円
シングルだと130ブル?だったから、
Khatと同じベッドで寝ることにした
盗人に気を付けてとKhatに強く言われた。
この地域では、
というかエチオピアでは
宿を狙った盗難は日常茶飯事らしい
バックパックに鍵をかけ、
バックごと椅子に括り付け、出来る限りの対策はした
町の子供は人懐っこくて、手を振ってくれる
翌朝5:00
Moyale行きのバスに乗った
にも関わらず動き始めたのは6:30
なんなんだこのギャップは。。😑
途中町で朝ごはん
コーヒーが有名なエチオピアでは、露店珈琲屋さんが沢山ある
座って飲んでいたら、子供が「China?」と言いながら話しかけてくれた
途中でカットと呼ばれる興奮作用の入った葉っぱを助手が大量購入
バス中に配る
アジスアベバでは街中でカットを食べている人をよく見かける
アフリカ東岸(ソマリアとか)の文化らしい🤔
2日目の隣はKhatと女の人
運転手と周りの人に
「嫁にこいつはどうだ?」ってめっちゃ勧められた😅
21歳なんだって。
こんな道を無限に行く。
想像以上に平和な移動に、正直拍子抜けしていた。
友達も出来て、道もそう悪くない(偶に大きく揺れるぐらい)
…と思っていた頃、見てしまった
自分の目を疑った
自分が乗っているバスと
全く同じデザイン
全く同じ大きさのバスが
丸コゲになって
引っくり返っていた
窓ガラスは全部割れていて、全体を見る限りそう古くない。
テロかバスジャックか
😱😱😱
←もうまさにこれ笑
まあ頼むから無事着いてくれ…
所々荷物チェックで降ろされる
アフリカの大地にトイレをするならこのタイミング!
15:00 無事にMoyaleに到着
さて、ここが地球の歩き方から消された町…
ここからボーダーまでは、わちゃわちゃし過ぎて写真が撮れてない。。
降りるや否や、両替やタクシー勧誘の嵐
ここでもKhat(南スーダンの青年)が守ってくれようとした
でもKhatの目的地はここMoyale
パスポートを持っていない彼は国境を越えられない
そこに目をつけたとある客引きが話しかけてきて、
「こいつ(僕)をケニアのボーダー越えるところまで面倒見るから、お前はもうどこかに行っていいぞ」
と話しかけてきた。
Khatは彼らが僕を騙したりするんじゃないかと心配して、
「自分が国境を越えたところまで行くんだ」
と言ってくれたが、
なんせ彼はパスポートがないのでそれは無理
そこから客引きとKhatの間で口論が始まってしまって、
気付いたら沢山の人に囲まれていた
自分のことを心配して喧嘩しているKhatに感謝を伝えつつ、
冷静に、少しのチップを払えば国境越えまでお供してくれそうなじいさんはそう悪くないと考えて、
Khatに、
「本当にありがとう。心配しなくて大丈夫だよ、自分で行けるから!本当にありがとう」
と伝えて、国境沿いの銀行前で、最後お別れした
国境沿いの銀行前で撮った写真
口論後で、少し納得いかない表情をしている😅
でも最後の最後まで自分を守ろうとしてくれて、本当に嬉しかった
両替はどこが良いのか分からないが、自分はエチオピア側でした。
正規レートが1ブル=3.5シリングのところを、
2.0と言われ、流石に拒否
2.5ならすると一点張りして2.5で交換してもらった
レートは悪いけど、事前に
「ケニアシリングはアフリカの通貨の中では一番強くて、どうしてもレートは悪くなる」
と聞いていたから、特に悔いることもなく交換。
エチオピアで出国スタンプを貰って、
いよいよケニアのイミグレへ
何とそこで日本人の2人組に
遭遇!!!
一緒にナイロビに行くことに。
「ひっくり返っているバス見ました?やばないですか?😱」
と聞くと、案の定
「見ました見ました!!😭
あと1日ずれていたら僕ら死んでたみたいですよ😱」
…あと1日…?
聞くと、事故が起きたのは昨日で、バスが横の川?に滑落、12人の方が亡くなったそうだ
落ちたのはバンで、窓の外に座席が飛び出すほど大破していたらしい
それはそれは恐ろしい。
けど、、
…おや?
何か違う。自分が見たのは、大きい緑のバスで、黒焦げになっていた。
そう。そのまさかでした。
違うバスのことでした。
僕らが見ただけでもバスとバンが2台大破
もう頼むから無事についてくれ😭😭😭
それ以降はそれしか考えられませんでした笑
HODANという会社のバス
2000シリング≒2000円でナイロビまでのチケットを購入
案内のおじさんにはチップ300シリングを渡して帰ってもらった
エチオピアのバスとは大違い。
座席がしっかり分かれていて、
(一応)Wi-Fiもある(使える確率10%)
16:00発予定のバスは
16:30に動き始めた
検問。全部で10回以上ある。
パスポートチェックや荷物検査など。
夜だろうが容赦なく降ろされるので、ここが耐えどころ
青い光のせいで虫がめちゃくちゃ入ってくる😩
武装勢力が最も活発なのがモヤレ-ナイロビ間のこの地域らしく、
恐怖で全然眠れなかった
しかもバスのクラクションの音が本当に不気味
(ビロビロビロォォォゥォーーーン)
途中で急ブレーキかかった時は死んだかと思った😭
とにかく1人じゃなくて、日本人に会えて本当によかった。。
※あの大破したバスのせいで、想像力が働き過ぎていることが原因
ちなみにこの日、ご飯は朝に食べたカステラ一つだけだったから、お腹も空いていた。
夜ご飯休憩もないみたい
と思ったらまさかのam1:30ごろに謎のレストラン前に降ろされた笑
ビーフライスがオススメだよ!というので、2人分
頼むと
とんでもないのが出てきた😱😂
美味しかったけどワンパターンすぎて流石に無理。
3人でも全然食べきれませんでした
ちなみにこれだけあって800シリング≒800円
そこからも怖さはあったけど、疲れすぎて気付いたら寝ていた。
検問ももう1,2回?あっただけで、気づいたらそこはもうナイロビだった!
6:00過ぎにナイロビ着
バス停から宿は近かったけど、バス停で降りそびれて少し遠くまで行ってしまった笑
最後にUberを使い…
無事にNew Kenya Lodgeへ!!
とにかく無事について良かった!
この宿はホットシャワーがちゃんと出ました!
リフレッシュ👍
エジプトのベニス細川屋で会った人にも偶々ここで会えて、
そのままキベラスラムのツアー(20$)に行ってきました!
Life goes on♪