maayah_worldtravel_diary

大学2年生、休学し世界一周の旅に出る

今まであったこと 【リアルゾンビゲーム】・【シャワー爆発】・【闇取引の三角関係】 19ヶ国目エチオピア🇪🇹

現在朝7:35

5:30出発予定のバスは1時間40分遅れでガタガタと音を立てながら走り始めました。

これから(恐らく)3日間かけて、ケニア・ナイロビに向かいます

(ノウハウの記事はうまく越えられたら別で詳細に書こうと思う)

f:id:kotaro0123:20191101135147j:image

エチオピア

赤→Addis Abeba

青→Dilla

緑→Moyale(国境付近の町)

ケニア

黄色→Nairobi

 

なぜ「恐らく」なのかというと、

エチオピアでは夜間はバスが動いては行けない法律があるみたいで、

どこまで行けるかが分からないからです。笑

 

f:id:kotaro0123:20191101140144j:image

とりあえずモヤレ(国境付近の町)行きのバスチケットを310ブル≒¥1100で購入。

5:30が出発時間

車のプレートNo.座席No.が書いてある

 

朝5:00に宿を出た。

前日にタクシーを手配してもらって、

バスターミナルまで350ブル≒¥1300(国境までのバスより高い笑)

まあ日の出前の暗闇を歩くのは無理で、距離もかなりあったのでここは惜しまず出した。

 

バスターミナルは日の出前にもかかわらず人がごった返していた

f:id:kotaro0123:20191101140722j:image

これは前日夕方の風景

 

タクシーのドライバーは優しくて、

「ここで降りると危険だから、もう少し先に行ったところで降ろす。荷物とお金の準備頼むぞ」

と言ってくれた。

そうして着いてお金をさっと渡してドアを開け…

 

⁉️😱

 

浮浪者がお金を求めてガラス越しにへばりついてきた!!

リアルゾンビゲームがここは。。😅

 

逆側の扉を開けて、ありがとうと言って走って逃げるようにターミナル内へ

f:id:kotaro0123:20191101141139j:image

雰囲気はあるけど、初日のブラックマーケットでビビりすぎたからか(後述)もう慣れた

 

テクテク歩いていると、バスの名前?番号?を絶叫しまくる兄ちゃん達の人混みへ入った

※ちなみにエチオピアの人々はEthiopian Time(⇔国際時間と6時間ずれている時間。彼らの暦ではもう2020年らしい)で暮らしている

 

「どこへ行くんだ??」

「モヤレ!」

 

と言うと、親切にもバスの前まで連れて行ってくれた。

ブログを読んでいると、違うバスに連れて行かれることもあるらしく、

(もちろんもう一度お金を払わねばだめ)

念入りに番号を確認したけど、ちゃんと自分のバス

 

ただの親切お兄さんだった!笑

 

出発予定の5:30についたものの、バスの中には3人だけ

f:id:kotaro0123:20191103022741j:image

出発するわけがない

まあここら辺も事前情報で見たので、そう驚きはせず、のんびり待っていた。

 

7:10 出発

1h40m遅れだけど、思ったほどではなかったのでOk!

 

バス出発の前にガム(1コ1ブル≒3.6円)とかおかき?とかジュース(2つ合わせて30ブル)

を外から乗り込んできた人が売ってくれる。

f:id:kotaro0123:20191103022748j:image
f:id:kotaro0123:20191103022737j:image

 

確かに座席は仕切りもへったくりもない3人シートだし、

シートベルトもコンセントプラグも(もちろんwifiも)ないし、

若干不便なところはあるけど、

音楽がかかってたりもするから旅としては十分!

f:id:kotaro0123:20191103022723j:image

自分の前の子供は小さい木に座ってる

 

f:id:kotaro0123:20191103022728j:image

途中から寝出した

言ってしまえば確かにこれでも良いのか🤔

 

途中で足のない物乞いのおじいさんが乗ってきたり、

田舎町の子供達に(小学校低学年ぐらい)

China!!!!!!Give me money〜!!!

と言われたり、旅感満載の今です。

 

バスの運転手?が工程の説明をAmharic(一応エチオピア公用語)でしてたときに、

「ChineseかEnglishはいる?」と言う質問を途中で混ぜてきて、

バス中の視線が自分に集まった笑

 

その時に「Japan!」と一言言った途端に、

周りの人みんな

「うわぁぉ〜…😲」

みたいな反応して

目つきが結構変わったのは面白かった

日本って何かすごいことしてきたのかな?!

と旅してるとつくづく思わされます

 

 

 

 

 

アジスアベバには一昨日の早朝3:30に着いた。

飛行機で隣に乗った人と仲良くなって、

「家までついて行ってよい?」

と聞くと

「No Problem!」

と言われたので、てっきりホームステイできると思ったのに、

税関で向こうの検査終わりを待って改めて

「Can I have a homestay at your house?」

と言うと、めちゃくちゃ怪訝な顔をされて

「.....no. See..you..」

と言われたのでちょっとショックだった笑

 

英語通じてなかったのかも

 

そんなわけでまだ夜中だし、空港のベンチで寝る事にした。

朝8:00目が覚めた時には既に外は明るかった。

simカードを入れて、いざホステルへ。

空港からのタクシーはオフィシャルの(緑のジャケット着てる人たち)を使った

ホステルについてシャワーを浴びたくて、蛇口をひねると…

 

ぶぉぼぅばっ!!!ボフッ!ボフッ!ボフッ…

…ポテッ

 

⁉️

 

余裕で断水してた笑

夜はちょろちょろ出る水のシャワーを浴びることができました。

 

その宿で出会ったインド人とカメルーン人と一緒に市内へ

 

f:id:kotaro0123:20191103022733j:image

デモがあるかもとの情報が入っていて警戒してたけど、

宿の人に聞いてもキョトンとしていて、

デモはもう先週で終わったよ

と言っていたのもあって、中心部へ向かう事にした。

 

 

3人で歩いていてしばらくしたころ、

突然5人組の若い男に囲まれた

 

「Welcome to Addis Abeba〜!!🥳」

 

みたいな感じで絡んできて、ハイタッチや腕組みをやたらされた

 

Welcomeと言ってくる人が必ずしも危険ではない。

ここに来る前のエジプトカイロでは、

温かい人が本当に多くて、沢山笑顔でWelcomeと言っていた

 

でも今回は雰囲気がなんか違う。

苦笑いで通り過ぎてしばらくすると、友達のインド人がキョトンと言った

 

スマホをコーヒー飲んだところに忘れてきたかも」

 

 

 

自分は即座に状況を理解した。

 

 

やられた。

 

そう、彼らはスリの常習犯。

ちなみにスマホを無くしたことに気づいてから、警察のところに歩いている間、今度はいい歳したじじいたちに、同じ手口をもう一度やられそうになった

(その時はカメルーンの友達がブチギレて大丈夫だったが。)

 

幸い自分はポケットには何も物を入れず、スマホを首にかけてシャツの中に入れたり、カード類はお腹に巻いていたので大丈夫だったが、やはりアフリカ。気が抜けていいことなんて無いんだなと、改めて肝に銘じる機会となった。

同時に、強盗に遭ったらどうしようもないなと感じた。腹巻きをしようが、バックやチャックに分散させようが、全部盗られてしまう。

何とか、最後まで無事に行きたい

f:id:kotaro0123:20191103024342j:image

警察に報告後、盗られたところまで歩いている所

 

 

アジスアベバの博物館に行った後、門の前に座っていると男2人組がまた話しかけてきた。

同じ手口で狙っているのはもう明らかだった

 

3人とも警戒した上、距離を置きつつ話した

 

「彼のスマホがさっき盗られたんだ。pick pockets」

 

お前らのことも警戒してるからなと示すと、

彼らはpick pocketsは諦めて、

「そこに美味しいレストランがあるから連れてってあげるよ!」

と言った

 

もちろん警戒しながらだが、普通に食べれた。

その後、ブラックマーケットまで案内してくれるという。

 

f:id:kotaro0123:20191103025336j:image

闇市場

盗みで手に入った商品を、定価と比べたら破格で取引している。

軽く図式化すると、

登場人物は3人

《観光客》《スリ/強盗野郎》《闇市場商売人》

ここに三角関係が成り立っている

        《観光客

スリ/強盗 ↗︎↙︎スマホ      お金↘︎↖︎スマホ

 

スリ/強盗野郎》 スマホ→   《闇市場商売人

          ←お金

 

スマホを盗られた観光客は、仕方なく、

ブラックマーケットに新たなスマホを求めてやってくるわけだが、

取引額は大体5000〜8000ブル≒2〜3万円

正規で買うよりは安いものの、なんせ彼ら(商人)の仕入れ値スリ/強盗野郎に支払う対価報酬のみだ。

例えば、一件につき2000ブルの報酬を支払っても3000〜6000ブル≒1万円〜2万円overの利益が見込める

 

国民1人当たりの所得が年1000ドル(約11万円)にも満たないとされるエチオピア

(朝日新聞デジタルより)

 

 

そう。

取引が6,7件成立すれば年収を優に超えるのだ。

 

アジスアベバの街中では物乞いも、野垂れ死にそうな人も、沢山いる。

 

そんな中、

彼らにとって犯罪は犯罪ではなくて、

生きる為の手段

 

 

 

「人は、自分が生きようとする為なら何でもするからな。よく覚えておけよ」

と出国前にお父さんに言われた。

彼は学生時代?にブラジルでピストルを突きつけられた経験を持つ。

そんな経験があるから、この当たり前の事実を身に染みて理解しているのだろう。

 

アフリカに来て、ようやく分かってきた

「人は、自分が生きようとする為なら何でもする」

 

エチオピアが観光で人気になってきたのだとか、

何かの記事で読んだ。

でも、本当の意味で観光業として成り立つのは、

近い将来じゃ絶対無理だなと感じた。

この闇マーケットで経済が回っている以上、

それを取り締まる力の無い国政である以上、

そんなの無理だ。

 

 

 

貧困?

 

 

 

知ったこっちゃ無い。

自分たちで考えて、学んで、これからに生きることをしないのは、お前たちじゃないのか。

 

これが本音だけど、

でも、

もう一つ、本音がある

それは、

 

自分が生きる為なら、仕方がないよな

 

2019.11.2(Sat) ケニア 夜行バスにて🇰🇪 Maayah