強盗の後から難しく?なったこと
お久しぶりです
今はボツワナのカサネという町にいます
ザンビアとの国境に近いこの町にはチョベ国立公園があって、多くの旅人がゲームドライブとボートサファリを楽しみます
なんせここのサファリは格安!
朝・夕方の各3時間のサファリは合計で470プラ≒¥4800
ケニアやタンザニアでの本格的な2泊3日のサファリは3〜5万円するので、ボツワナのサファリは手軽に楽しめて人気があるんです!
手軽とはいえ、沢山の動物に出会えるし、1日に計6時間のサファリはボリューム感あります
みんなにも是非オススメしたい!
さて、久々の投稿になる今回
ザンビアの首都・ルサカで強盗に遭ってから変わってしまった?自分の心持ち・心境について書こうと思います
「変わってしまった」やタイトルの「難しく」にハテナが付いているのは、そもそも自分は変わっていなくて、久々に旅を再開したからかも知れない、旅をしていた時、危ない場所にいた時なら常に同じような心持ちだったかもしれない
と思うからです。
つまり強盗に遭ったから、今の心持ちになったわけではないということかもしれない。
その意味での「ハテナ」です。
とりあえず、最近感じてしまう心の動きを書きます
ひとまず、知らない人もいると思うので、ルサカで強盗に遭った時のFacebookのポストをシェアします
大きな怪我なく、失うものなく、助かったのは本当に運だったと思います
かなり怖い思いをしました
これ以降、道端で出会う黒人の人みんなが極悪人に見えたり、
そんなこと「こそ」ないですが、
どうしても信じることが難しくなっている気がします
疑いが入ってしまう
こんなこと、強盗に遭った経験者たちは口を揃えていうことで、正直自分が遭う前は聞き飽きていたような言葉でした
が、
本当に親切な人には失礼なことをせざる得ない状況が続いてしまっているのが事実。
ザンビア・リビングストンからボツワナの国境まではバスがないのでシェアタクシーを使います。
ドライバーは前日にコンタクトを取っていたお兄さんの弟みたいで、とっても優しそうで待ち合わせ時間の20分前から待ってくれていたような人です
見るからに悪者ではない
けれど、
前日そこまで寝れていないにも関わらず、タクシー強盗を心配して心拍数が上がっているのを感じました
全然寝れずに、ずっと地図を確認して裏道に入らないかを心配してしまう
良い人そうなお兄さんは沢山話しかけてくれて、
それを汲み取ろうと目を合わせて向き合って話そうとしましたが、
どうしても
「この人は本当は注意を逸させるために話しかけてきてるのではないのか?」
とかある訳もない不安と闘うことになりました
さっきは、夜ご飯を食べに暗い道を歩くこと20分、とあるバーに着きました
バーの前ではお母さんがご飯を売っていて、ここカサネの初日の夜に来て食べたビーフが美味しかったので、リピートしに来たのです
(トップ画像は今日食べたもの。これは初日の夜に食べたもの。)
中でビールを飲みながら食べていたけれど、終わってもお腹が空いていました
でもお母さんの料理は完売
別の場所へ買いに行きたかったので、そこにいたお兄さんに
「どこでご飯買えそうかな?」
と聞いてみました
すると、
「××barの前だよ!」
と言った後、
「ここを出る時言ってくれ、連れてくから」
と言いました。(言ってくれました。)
そこでまず、
(こんな暗い道を始めて会った男に付いて行って大丈夫なのか)
と考えてしまっていたら、さらに不穏に感じることが。
その男が、他の若い男にこっちを見て耳打ちしながら何かを話していたのです
(…これは、付いていくわけにはいかない)
と思いました。
おそらく付いて行ったら裏路地で刃物を突きつけられて金品を全部盗られるか、ぼこぼこにされるかのどちらかに違いない
と思ってしまいました
その後に他の酔っ払いに話しかけられて、
「宿はどこだ?どうやって帰るんだ?」
と言われました。
「Chobe Safari Lodgeだよ、歩いて帰れるよ」
というと、英語を話せない隣のお姉さんが現地語で、それはとんでもない、みたいなそぶりを見せました
隣の男に話を聞くと、
「そこら辺は犯罪が沢山あるんだ、20プラ≒¥200でタクシーに乗れるから、絶対にそれに乗るんだ。そうでなければ何かが必ず起きてしまう。俺はお前を信じてるからな」
とまで言ってきました。
よくよく考えれば、こんな観光客がいる場所で、夜は人通りがほとんどない暗がりの通り
彼らがいうことは正しいと思いました
でも、彼らを信用しきれませんでした。
確かに歩くのも危ないけど、タクシー強盗も怖いからです。
結局、彼らには
「ありがとう。」
と言って、その場を去ることしか出来ませんでした。
きっと本当に僕らのためを思って忠告してくれたんだと思います
ご飯屋さんに連れて行ってくれると言っていた彼らにも、何も言わずに出てきてしまいました
もしも出ることを言って、跡を付けられたらどうしようもできないからです
でも、仮に自分たちがお腹が空いているのを知って、親切に「連れて行ってあげるよ」と言ってくれていたのなら、
どれだけ悲しいことを自分たちはしているのか
考えるだけでも最近は頭が痛くなります
考えてみると、この旅を通じて危ない地域と呼ばれるような場所は、アフリカの前はメキシコとグアテマラぐらいで、
当時もこれぐらい警戒していたのかもしれません
でも、それぞれの地域に沢山のいい人、優しい人、素敵な出会いが待っていて、それを自分の手から切ってしまってるこの感触がたまらなく残念です
んーーー。。