小さな町La Peñitaに行くまでに感じたことin メキシコ🇲🇽
「メキシコ人」の個性というか、性格が存分に感じられたエピソードなので、是非読んでもらいたい
1ヶ月の中長期ボランティアを終えて、チアパスのサンクリストバル を立ち、
ウミガメ保護のワークキャンプの為に、テピック(Tepic)へ。
メキシコシティの空港では、ターミナル2に辿り着くのにかなり苦労したが(6人中4人の言うことが違う)、なんとか無事にここまで着いた。
ここに来るまでにたっぷり時間があったはずなのに、
気づいてみたら
・テピックの空港に着いてから、どうやってMeeting Pointに行くか全く調べていない
・mapsme(オフラインで使えるマップ)ダウンロードするの忘れた
そんな具合で、着いたら割と途方に暮れていた
Wi-Fiもないし、待ち合わせ場所はホテルの名前が書いてあり、具体的な住所はなかった。
「さてどうする…」
空港から市街地に出るにはタクシーしか方法はないらしく、カウンターまで行き、目的地「La Peñita」までいくらかかるかを尋ねると
周りの人たちが何やら集まり始めてガヤガヤ話し始めた
どうやらここからはかなり遠い場所らしく、タクシーでは1000ペソ(≒6000円)はかかるよう。
スペイン語を話す彼らに、どうやったらLa Peñitaまで行けるのかを聞くのは難しくて、困っていたら1人英語が話せる若い男の人が助けてくれた。
他にも数名。
自分1人のために5,6人が集まり行き方を考えて教えてくれた
「優しいなぁ、。」
日本なら、せいぜい聞いた人は助けてくれても、関係ない他の人がわざわざ来ることなんてあまりない。
タクシーに乗ると、
言葉は通じないのが分かりきっているのにスペイン語で陽気に話しかけてくる。
彼らにとって言語が通じるかなんてどうでもよくて、そんな心持ちから、笑いの空間が生まれる。
「焼けてるねぇ〜!」
って言われてた(たぶん)
Tepic中心地のバスターミナルまで丁寧に送ってくれたあとは、お決まりの「あでぃおーす!」
これでもかってニコニコ送ってくれる
バスのチケットを買うと、タイミングよく、出発は8分後。急いで朝ごはんを買って、
バスが沢山並んでるうちの、1つのおっさんに、どこのバスに乗ればいいか聞いた。
1秒ほどチケットを見て(見てない)ビリッとちぎり
「これだよ〜」って言ってたけど
俺でも分かる。これじゃない。笑
改めて目的地をしっかり見せ、これは違うだろw
というと
「あぁ〜これ違ったわ〜〜〜」
みたいな表情
てっきとーーーーう!!!!適当、適当。笑笑
9時の出発にあと1分しかなく焦っていると、ようやく自分のバスを発見
でも定刻で出発する気配がない
結局バスは無事9:12分に出発。
別に乗客を待っていたり、バスの整備をしていたわけでもなく、他の運転手と話していたら出発が遅れた、ぐらいの感じだ
出発前にホットドッグを買った
味はソーセージが魚肉ソーセージみたいので、あんまり美味しくはなかったけど、
おばさんが片言の英語でめっちゃ話しかけてくれて楽しかったし、
ソーダを受け取るのを忘れて、わざわざバスまで届けてくれた
バスに乗っているとなぜか途中の道で売人が乗り込んできて何やら売り始める
メキシコにはありがちだけど、至る所に売人がいて、喉乾いたらそこでジュースを買う、そんな具合に、ほんとにシンプル
「喉が渇いて」→「ジュースを飲む」
ほんとにシンプル。笑
フルーツ食べたそうな人がいるから、道端でフルーツむいて売ってる人がいるし、
そんな具合。
そんなバスの時計は、ちゃんと1時間と少し、ズレていた
日本とは違う何かが流れていて
ここにはまだ「コミュニティ」が残っていて
助け合いがあって
したいことに人は正直で
そんなメキシコは居て心地がいい!
2019.7.16 Maayah Tepic, Nayarit, Mexico🇲🇽