maayah_worldtravel_diary

大学2年生、休学し世界一周の旅に出る

国際ワークキャンプにて初めて英語で怒った話

7/16~28にメキシコ🇲🇽 ナヤリト州のグアヤビトスという海沿いの街で

初めての国際ワークキャンプに参加してきました!

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ワークキャンプについて詳しくはこちら!↓

http://www.nice1.gr.jp

 

キャンプの名前は『SEA TURTLES CONSERVATION II』

ワークの内容

・海のパトロール→ウミガメの巣を見つけ、卵を保護、孵化した赤ちゃんガメを放流

・ゴミ拾い

作業は22:00~6:00

13人を2チームに分け、一晩おきに交代での作業でした。

フランス、韓国、チェコ、台湾、エストニア、日本の計6か国から13名のボランティアが参加して、とても濃い時間を過ごすことができました!

 

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今回はそのワークキャンプで見たかわいいウミガメ達やワニ、綺麗な海の様子をお伝え、、

 

 

しません。

 

ワークキャンプにはリーダーが1人いることになっていて、今回はその人の事について書こうと思います。

というのも、キャンプ最終日の前日の夜に、僕と彼女で大げんかをしたからです。(怒鳴り合い)

 

キャンプのリーダーはトルコ人の女の人で、年齢は多分30過ぎ。Nさんとでもしておきましょう。

出会ったのは

キャンプ開始「前日」のお昼でした。

僕はキャンプ開始日を1日早く間違ってしまい、彼女は同じワークキャンプの一個前のリーダーもしていた

そんな具合です。

「リーダーだから英語出来るんだろうな〜」

なんて漠然と思っていて、初対面で挨拶。

ニコニコしながら自己紹介したら、なんか通じているのかいないのかよくわからない素振りでした。

その時から僕は「この人英語出来ないんだ。でもキャンプリーダーやるなんて勇気あるな〜」なんて思ってました。

この時、

「夜ご飯はどうするの?一緒に食べに行く?」

とか

「海散歩しに行く?」

とか誘ったのですが、返事が曖昧なまま

「See you tomorrow~」 と言われ、

なんか不思議な人だなあとはこの時から感じていました。

(英語ができなくても、コミュニケーションさえ取ろうという姿勢があれば通じ合えるもの。この人からその姿勢があまり感じられなかった。)

 

キャンプが開始、最初はみんな緊張していて、お互いあんまり会話出来ませんでした。

食卓を囲みながら、僕は

「自分がキャンプリーダーなら何か打ち解けられるアクション起こすのになぁ。」

なんてぼんやり考えていました

(そうこうしているうちにすぐにみんなとは仲良くなりましたが)

 

食後、食器を洗うのにも、作業スペース上、13人を3,4チームに分けて洗ったほうが圧倒的に効率的だろうに、

みんなが長い一列を作って水道前で待つ始末。

これはさすがに良くないと思って、Nに

「I think it's not efficient. It's better for us to make three or four teams and wash dishes. For example, tonight, one team wash them and tomorrow breakfast, another team, and next lunch, another team...」

とみんなの前で提案しました。

 

そしたらNは

食事の話ではなく、ウミガメの作業の話と勘違いしたのか

「チームを二つに分けて作業する。今晩はみんな働くんだよ〜」

みたいに返事してきて、

みんな少し「? 何言ってんだこいつ?」

みたいな雰囲気になりました。

そのまま外に出て行ってしまったので、数分後再度会った時にゆっくり説明したらわかってもらえましたが、

その頃から(まだ始まって初日、2日目)みんなの間で

「Nってweirdじゃない?」

って噂が立つようになってしまいました。

 

というのも、

彼女は

一回も

仕事をせずに

部屋でダラダラしているだけ。

リーダーらしいことを何もしない。

みんなで隣町に出かけた時も、1人だけホテルに残る

みんなで海に行く前に1人で海に行ったり

(キャンプリーダーならメンバーを繋ごうと努力するもんじゃないのか?)

おまけに喋り方がすっごい癪に触るんです。

 

自分が写真に写っていない写真

(←なんせ彼女はワークにも、一緒に遊びに行ったりもしないので)

をインスタグラムにあげて、MEXICOのタグを付けて、

「私友達いっぱいなのよ〜」(←お前来てないだろ)

「ウミガメのボランティアしてるのよ〜」(←ワークの日に宿で寝てるのどこのどいつだよ)

と言いたげに、投稿する

そんななんだか気持ちの悪い人でした。

 

そんなこともあって、1週間も経つ頃にはみんな彼女のことを避けるようになりました。

極め付けはこれ。

 

ある日の夜のワーク(ウミガメのワークは深夜でした)

チームAの番で(13人を二つに分けた。Nを含めて14人なので7,7に。彼女はAチーム)

いつも通り彼女は

「今晩'は'ワークに行かない」

と言いました。(←いつもだろ)

チームAの女の子が皮肉も含めてこう聞きました。

「Why don't you come to the work?」

彼女はこう答えました

「お腹が痛くなっちゃった」

 

次の日はみんなでワークでした。彼女はまた来ないと言いました。

同じ質問をしました。答えは

「昼間海に行って、日に焼けてしまって疲れちゃったの」

 

流石にこれはメンバーみんなの反感を買いました。

まあ気にせず行こう!という雰囲気でしたが、僕もその現場にいたので

「さすがにちょっとこれはひどい

と思いました。

 

それにある日、彼女はみんなとは遊びに行かず、一人で道端で博打をし、2000ペソ(12000円)を失ったそうで。

夜ご飯中に彼女はこう言いました

N「I lost all money I got by doing a camp leader ハハハハハ〜」

←みんなと遊びに行かず道端で博打をしていた模様

←キャンプリーダーをしてお金を貰っている

←高らかに突然笑うの本当に気持ち悪い

 

これを機にみんなNを無視するようになりました。

しかし、

「せっかく国際ワークキャンプに来たのにこのまま終わっていいのか。」

そう考えて僕は、Nに普通に接するように努力しました。

食事の時、1人で食べているNに話しかけてみたり。

 

そんな僕でしたが、キャンプの終わる4日前に、流石に堪忍袋の尾が切れて、態度を変えました。Nの顔も見たくないと思いました。

 

というのも、朝ごはんの時です。

サンデル(S)という心優しいエストニア人の男の子が、Nに質問をしました。

S「Why you came here? You don't like sea turtles?」

N「Yes I love animals」←尚話し方が癪に障る

S「You love animals? Haha! So why you don't come to the work? You came here for vacation? not for volunteer?」

N(すました顔で)「No no not vacation. I came here for holiday」

←vacation と holidayで何か変わったか?

←質問に答えてなくないか?

 

S「Ohh you came here for holiday! Haha sounds good!」

N(すました顔で)「In last camp, I worked every night. So I don't have to work in this camp. You stay here only two weeks. For me, three weeks. No problem. はっはっは〜〜」

←前のキャンプで毎日働いたので、このキャンプでは働かなくていいという謎理論

←だったらこのキャンプ来るな。しかもお前リーダーだろ?

←こいつが前のキャンプで毎日働いてたなんて到底思えない

←No problemの言い方がめちゃくちゃムカつく

←最後になぜか声高らかに一人げに笑い始める

 

これを機に僕は態度を変えました。

もう自分から話しかけるようなことはしませんでした。

もうこいつありでこのキャンプを考えることは無理だ。

せめて、残りもメンバーで、最善を尽くしたい。

ちなみに彼女は嘘をついていました

彼女は前のキャンプにて、何かと理由をつけて最初の2晩しか働かなかったみたいです。現地のスタッフがとっても不快そうに話していました。

彼女はいつも嘘をつくので、言うことは信じてはいけない、と。

 

 

 

 

 

 

そんな僕でしたが、もやもやがぬぐい切れませんでした。

なんだこいつは

何のためにここ来てんだ

何でお前がリーダーやってんだ

 

最終日の晩はチームAがワークの日でした。

もちろん彼女は今晩も行かないと言いました。

理由を聞くと

「Secret(すまし顔)」

流石にムカつきました。

 

夕食が終わったあと、みんなが食器を下げて、洗っている間、ふと僕とNだけの空間になりました。

僕(K)は彼女に近づいて、4日ぶりに、自分から話しかけました。

K「I only have one question to you. Ok?」

N「Oh welcome Kotaro」←尚喋り方がうざい

K「WHY YOU CAME HERE as a camp leader? Because you got money by doing a camp leader. You came here for money?」(声を抑えて冷静に)

N「I don't get money by doing a camp leader」

←こいつは息を吐くように嘘をつく

←キャンプリーダーをしてお金を貰ってることはオーガナイザーからも聞いてるし、何よりこいつ自身が博打した時に言ってた

 

(中略)

結局お金は貰っているけど、(←やっぱり嘘ついてた)

それは交通費のためだとのことでした。

僕は言いました

「You are the camp leader. Your mission is to connect team members, isn't it?」

そしたらNは

メキシコの本部にはお金を集めて、送ってくれとしか言われてない

と言いました

NGOの研修でそんなこと言われるなんて、そんなはずはないだろ、と思ったけどまあいいや)

 

K「So you came here just for collecting money and sending them to the NGO, right? What a long way!!(皮肉)You came here from Turkey? wow.」

この間何故か手で僕の身体を触ってくるので気持ち悪くて

DON'T TOUCH ME!

と言いました。

 

Nは言いました

「You are stupid so stupid. You don't understand me.」

K「What? You said like this. So I ask to you one more time. Why you came here?」

 

ここから何度言っても同じ説明で、途中ではなぜか

「親の友達のパーティーのためにメキシコには毎年夏に来てるんだ」

と言う全く関係ない話をどさくさに入れ込まれ、

結局真意はわかりませんでした。

 

そしてしまいに、なぜお前はキャンプリーダーをしながら一回もワークに来ないんだ?

と聞くと

N「Vicente said 'you can stay here while volunteer work. You can take care of other volunteers in case of some accidents or something'」

 

Vicente(今回のワークキャンプをオーガナイズしてくれた人)がそんなこと(働かずに休んでていいよなんて)言うはずが無い。

それに加えてNは

「先週は毎晩働いたんだ!!!!」と怒鳴り始めました。

僕も怒鳴り返しました

「You are telling a lot of lies. No one trusts you. Mariana and Jaieh(現地のスタッフ)said you didn't work. and you already told a lot of lies. For example, one day, you didn't come to the work, and you said 'I have a trouble in my stomach'. The other day, you said 'I'm tired because I got sunburn a lot. What? Are you sure? You are a camp leader, right? You DID NOTHING for our team and HAVEN'T TRIED TO BE INVOLVED with members. And more, you told a lot of lies.

YOU ARE THE WORST PERSON I'VE EVER MET!!!!!!!!!!死ね!!!!!!!(通じないから言った)」

 

(中略)

 

話しても拉致があかないので、Vicenteの所に言って直接話そうと言いました。

彼女は望む所よ

と言った具合でした(なんで嘘ついてるのにこんな自信ありげなのかわけがわからない)

 

Vicenteは狼狽えました。Nが怒鳴り口調で突然話しかけて来たからです。

(この時周りにはもうみんないました。心配そうに僕らの様子を見ていました。)

N「You said to Kotaro that I did't work in LAST CAMP!!!!! ?」

.

.

.

ヴィセンテは僕の方を見つめて来ました。

僕も見つめ返しました。

5秒ぐらいの沈黙の後、ヴィセンテはこう答えました。

 

 

 

「Yes, you worked a lot..」

 

 

 

少し僕は狼狽えました。

でもすぐに分かりました。ヴィセンテは場を静まらせるために嘘をついたのです。

 

 

僕は言いました。

「I have one more question, to you.

You said to N that YOU DON'T HAVE TO work at all? and just Stay here?........??」

.

.

.

.

.

ヴィセンテは10秒ぐらい頭の整理に時間が掛かっていました。

そして息を吸って答えました

 

 

Actually,

 

 

 

 

 

Yes.

 

 

 

I said to her 'You can stay here. You don't have to go to the volunteer work.'

 

これには流石に僕も戸惑いました。

でも戸惑って頭がぐるぐるしてる時に彼は、

僕を見つめて

こう続けました

 

But

 

 

It's just because I thought she would get in the way of you guys...

 

 

 

 

 

全てが分かりました。

 

彼は続けました。

 

In fact, you didn't work at all in the last camp though you were the camp leader.

The first day of the volunteer work, you were scared of thunder, you felt uncomfortable with mosquitoes,

 

and

 

when we found the first sea turtle nest and I said to you 'can you dig and take eggs from the hole?', you replied 'I don't want to touch eggs.'

and you always complained to the facility and environment here

 

彼が言うには、

初めてのボランティアでリーダーがこう言う姿を見した時、

他のメンバーがすごい戸惑った

だからきっと彼女は邪魔になる。

だったらいっそ休暇を取らせてあげよう。

そうした思いがあって、

彼は、

Nに、

「You don't have to go to the volunteer work. Just stay here」

 

そう言ったのでした。

 

その言葉をそのまま受け取るような彼女は

 

そしてそもそもボランティアに来たのにそんな態度だった彼女は

 

そして平気で嘘がたくさんつける彼女は

 

多分きっと何かの病気なんだと思います。

 

でも、全てのことがわかった今、もう聞くことは何もありませんでした。

僕はヴィセンテに

「ありがとう!!ワークの準備して来ます!」

と言ってその場を後にしました。

その間Nはまた怒鳴り散らしたらしいですが。

 

下に降りてヴィセンテにこう言いました。

「Sorry for troubling you..」

ヴィセンテはこう答えました。

「Kotaro!! You are really nice.. Thank you!!! Haha!」

よく勇気を出して彼女と話してくれた

みんなの疑問を解いてくれた

お前はきっと将来いい夫になるだろう(←..突然?!笑)

 

沢山感謝されました。

 

他のメンバーも、

Kotaro大丈夫?

ってたくさん心配してくれて、

 

最終日前日にして、みんなのモヤモヤが解けて

 

次の日はみんなで隣町の海に行って

 

日の丸と一緒に写真撮って

 

とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

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2019.8.1 メキシコ🇲🇽 カボサンルーカス Maayah